雫石と幻想語り

杉村 修著

―――本の内容

１、『私、戸沢十郎政安は二人いた』

岩手県雫石（滴石）。かつてここは戸沢氏が治めていた。時は室町、時代の流れと共に滴石の戸沢氏・戸沢政安も戦乱の世へといざなわれる。

２、『うぐいすのお宿』

うぐいすの妖怪が経営している旅館、「滝」。そこには様々な動物たちが、温泉で疲れを癒しに訪れます。

３、『南昌山の思うところ』

木工職人として働いていた男のもとに、とある依頼者が訪れる。女神の木像を彫ってくれというその男と地域に起こった土砂災害。その不思議な関係とは……

４、『雫石の宇宙』

ここは不思議な駅。雫石とは別の世界にある雫町（しずくまち）の駅。今日も人ではない者たちと駅員とのやり取りが始まる。

５、散文　『雫石という土地から』

雫石に住む著者から見た時代の移り変わり。

６、「詩作」

雫石の各地域を題材にした詩。

７、企画クトゥルフ神話作品１「雫石の呼び声」

高校生になってパソコンが与えられた。小説を書いていた僕はいつのまにか寝てしまい、気が付くと中米の古代文明にあるような遺跡にいた。

８、企画クトゥルフ神話作品２『雫石天文台』

今は氷河期。天文台に住む僕は、生きるという意味をずっと探している……。

『松田十刻先生の推薦文・奇妙な世界さんの推薦文〈コメント〉』

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ページ更新日　2025年5月1日